
今回ご紹介する内容は、
テロップ数が多い&デザイン性が高い動画を作りたい方や、
実写・ゲーム実況チャンネルの、編集に時間がかかって困っている方、
編集代行のお仕事をしている方にも役立つかと思います!
<本記事の前提条件>
・レガシータイトルのデザインパターンが、既に登録されていること
原本の作成
まず、テロップの原本を作成します。
「ファイル → 新規 → レガシータイトル」の順に選択し、レガシータイトルの画面を立ち上げます。


立ち上げますと、以下のような画面が表示されます。


次に、以下のように任意のテキストを入力し、レガシータイトルを作成します。


↓


Tips:フォントを固定したまま、デザインだけを変える方法 (動画の2:50あたり)
フォントを決めた後に、使用したいデザインを、
Windowsの場合は[Alt](Macの場合は[Option])を押しながらクリックすると、
フォントは変わらず、デザインだけを変更できます。
覚えていただきたいポイント
レガシータイトルの特徴として、クリップをカットしてもコピーが作成されません(1つの素材のまま)。
そのため、1つのクリップの内容を変更すると、その他のクリップの内容も同時に変更されます。


そこで、レガシータイトルのコピーを作成するオススメのやり方は、
「対象となるクリップを選択し、Windowsの場合は[Alt](Macの場合は[Option])を押しながらドラッグ&ドロップする」
という方法です。
この方法は複数のクリップに対しても有効であり、コピー元が1つの素材であっても、複数の独立したコピーファイルが作成できます。


レガシータイトルを使ってテロップを作成する
上記のコピー方法を活用しつつ、テロップを作成していきます。
テロップ作成の際、スプレッドシート(もしくはExcel)も同時に使用します。
テロップ作成の大まかな流れは、以下になります。
- スプレッドシートとPremiere Proを横並びにする
- レガシータイトルのクリップを伸ばす
- テキストの上限値を確認する
- トークの区切れ(オシリ部分)に編集点を追加し、トーク内容をスプレッドシートに記入する
- カットされたクリップをすべて選択し、Windowsの場合は[Alt](Macの場合は[Option])を押しながらドラッグ&ドロップし、コピーを作成する
- 各コピーファイルに、文字起こし内容を入力する
- 各テロップの開始位置(アタマ部分)を合わせる



では、一つずついきましょう!
スプレッドシートとPremiere Proを横並びにする
僕の場合ですと、左側にスプレッドシート、右側にPremiere Proを配置することが多いです。


レガシータイトルのクリップを伸ばす
テロップをつけたい範囲まで、クリップを伸ばします。


テキストの上限値を確認する
画面からテキストがはみ出すのを防ぐために、あらかじめ上限値を任意で決めます。


レガシータイトルで確認したテキストの上限値を元に、スプレッドシートの列の幅を調整します。





いよいよここから、テロップ作成作業になります!
トークの区切れ(オシリ部分)に編集点を追加し、トーク内容をスプレッドシートに記入する
Premiere Pro上で動画を再生し、トーク内容を確認します。
トークの区切れ(オシリ部分)に編集点を追加した後は、スプレッドシートに移動し、トーク内容を記入します。


Premiere Proとスプレッドシートを行き来する際は、以下のショートカットを使うとスピーディーにウィンドウを切り替えられます。
[Win] :Alt + Tab
[Mac] :Command + Tab
カットされたクリップをすべて選択し、Windowsの場合は[Alt](Macの場合は[Option])を押しながらドラッグ&ドロップし、コピーファイルを作成する
一通りカット&文字起こしが完了した後は、本記事の序盤に紹介しましたコピー方法を使用し、コピーファイルを作成します。


コピーファイルが作成できた後は、コピー元のファイルは不要なので消去します。


各コピーファイルに、文字起こし内容を入力する
コピーファイルへ、文字起こし内容をひたすら貼り付けていきます。
同時に、誤字脱字などが無いか、チェックもしましょう。


各テロップの開始位置(アタマ部分)を合わせる
すべてのテキストの貼り付けが完了した後は、動画を再生しつつテロップの開始位置を調整します。


同時に、テロップデザインも調整すると、編集時間の短縮にもつながります。





お疲れさまでした!
こんな感じで、テロップを高速で作成していきます!
テロップが完成した後に、エフェクトをかける等して、
動画のクオリティを上げるのも、もちろんアリです!
効率的なテロップ作成術は、レガシータイトルの他にも、
エッセンシャルグラフィックスや、Photoshopを使った方法もあります。
それらの方法は、また別記事で紹介します!
動画のクオリティを保ちつつ、編集時間の短縮を目指していきましょう!