
今回は、Premiere Proでの、ラベルカラーの変更方法と、クリップ整理方法についてご紹介します!
はじめに
例えば、複数人への長時間のインタビュー動画において、誰がどのタイミングで発言したかを明確にしたい場合、ラベルカラーを設定することで、一目で分かるようになります。
では早速、ラベルカラーを設定していきましょう。
タイムラインでのラベルの変更方法
ラベルカラーを変更したいクリップを選択し、右クリックします。
そして、「ラベル」をクリックし、任意の色を選択すればOKです。


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ラベルカラーの名前と色の変更
ラベルカラーの名前と色は、任意でカスタマイズできます。
「編集 → 環境設定 → ラベル」の順に選択すると、以下のようにラベルの設定画面が表示されます。


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この画面で、名前と色を変更していきます。
名前の変更
以下のように、名前の部分をクリックすると、入力することができます。


今回は2つのラベルをそれぞれ、「強調:赤」、「強調:黄色」という名前に変更します。





名前付けのポイントとして、「名前だけでどんなラベルかが、分かる」ようにするのがオススメです!
次は、色を変更しましょう!
色の変更
以下のように、ラベルのカラー部分をクリックすると、カラーピッカーが立ち上がります。


そして、任意の色を選択し、「OK」をクリックすると、色が変更されます。


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ラベルの初期設定
Premiere Proには、クリップの種類ごとに、あらかじめラベルが設定されています。


設定の確認のため、ムービーをプロジェクトパネルに読み込ませましょう。
先程のラベル設定の通り、ムービー(オーディオとビデオ)のラベルは、自分でカスタマイズした「強調:黄色」というラベルになります。


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そして、タイムラインに読み込ませると、変更した色で表示されます。





各クリップが、自分好みの色で表示されていると、分かりやすく&編集も楽しくなりますね!
次は、効率的にラベルカラーを設定する方法をご紹介します!
効率的にラベルカラーを設定する方法
ここでは、キーボードショートカットをいくつかご紹介します。
キーボードショートカット①(ラベルの設定)
まず、「編集 → キーボードショートカット」の順に選択し、キーボードショートカットの設定画面を開きます。


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今回は、テンキーの1に「強調:赤」を、テンキーの2に「強調:黄色」を割り当てます。
※割り当てるキーは、任意でOKです。


まず、先程設定したラベルの名前を、検索窓に入力します。
「強調:赤」という名前を設定したので、「赤」と入力します。
すると、検索結果にラベルが表示されます。


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該当するラベルのショートカット欄をクリックし、テンキーの1を押せば、割り当てられます。


同様に「強調:黄色」のラベルについても、以下のようにテンキーの2に割り当てます。


キーボードショートカットの割り当てができたので、「OK」をクリックすれば完了です。


では実際に、試してみましょう。
任意のクリップを選択し、テンキーの1を押すと、ラベルが赤色に変わります。


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テンキーの2を押すと、黄色に変わります。


キーボードショートカット②(クリップの選択、再生バー移動&クリップ選択)
次に、マウスを使わずにクリップ選択できる、キーボードショートカットをご紹介します。
デフォルトでは、[d]キーを押すと、再生バーに重なっているクリップが、選択されます。


※注意点として、以下のように、選択されていないレイヤーのクリップについては、[d]キーを押しても選択されません。


次に、再生バー移動&クリップ選択というキーボードショートカットですが、デフォルトでは以下になります。
・[Win] : [Ctrl]キー + ↑ or ↓
・[Mac] : [Command]キー + ↑ or ↓
↑:前のクリップを選択
↓:次のクリップを選択
以下、このキーボードショートカットを使用した例です。


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上記のキーボードショートカットは、[Ctrl]キー(Macは、[Command]キー)を押しながらの作業になるため、これを頻繁に使う方は、押しやすいキーボードショートカットに変更するのもアリです。
今回ご紹介したキーボードショートカットを併用することで、マウスを使わずに次々とクリップを選択し、ラベルを設定できます。
その結果、さらなる効率化につながります。



お疲れさまでした!
ラベルを自分なりに設定し、クリップを整理することで、快適な編集環境につながると思いますので、ぜひ試してみてください!