
今回は、Photoshopの使い方と、サムネイルの作り方を簡単にご紹介します!
はじめに
今回は、YouTube用のサムネイル画像を作成します。
YouTube用のサムネイル画像のサイズは、1280×720になりますので、最終的にこのサイズの画像を作成していきます。
また、Photoshopを利用するには、
・Photoshop単体契約
・フォトプラン(Lightroomセット)
・Adobe Creative Cloudコンプリ〜プラン
上記のどれかのプランに加入している必要があります。
Photoshopだけでなく、After EffectsやIllustratorが全てセットで入っている、コンプリートプランがオススメです。
公式経由で加入するより、安く使用できるデジハリのプランがおすすめです。
こちらの動画でデジハリの紹介をしているので、もしよければ参考にしていただけると幸いです。
新規作成
まず、以下のように「新規作成」をクリックし、新規作成画面を立ち上げます。


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「Web」をクリックし、「Web 大」を選択します。


「Web 大」の画像サイズは、1920×1080ですが、書き出し時に1280×720に設定し、出力します。
なお初めから、1280×720を指定して作成することもできます。


次に、方向は横を選択します。


カンバスカラーは、僕は透明を選択することが多いです。


その他の項目は、そのままでOKです。
そして、「作成」をクリックすると、ワークスペース画面に変わります。


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ワークスペース
Premiere Proと同様に、ワークスペースは色々なパネルで構成されており、パネルの移動もできます。
また、「ウィンドウ → ワークスペース → 初期設定をリセット」の順に選択すると、初期画面に戻すことができます。


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もし、ワークスペース内に不要なパネルがある場合、以下のように、パネル名を右クリックし「閉じる」を選択すれば消せます。


よく使うパネルとしては、ツール、属性、色調補正、レイヤーなどが挙げられます。





では次は、画像を読み込みましょう!
今回は、「ぱくたそ」というサイトにあるフリー素材を使用します!
※フリー素材などを使用する際は、ダウンロード元の利用規約などを、必ずチェックしましょう。
画像ファイルの読み込み
読み込み方法としては、アートボードに画像をドラッグ&ドロップすればOKです。


読み込み直後には、画像に青い斜線が表示されますが、これを消す場合は以下のように○マークをクリックするか、[Enter]キーを押せばOKです。


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使用ツール紹介
いくつか抜粋してご紹介します。
移動ツール
画像やテキストを移動させるためのツールです。


オブジェクト選択ツール、クイック選択ツール
対象物を選択するためのツールです。


各種消しゴムツール
不要な部分を消すためのツールです。


塗りつぶしツール、グラデーションツール
塗りつぶしや、グラデーションをつけるためのツールです。


各種文字ツール
テキストを入力するためのツールです。


移動ツールの使い方
ここで移動ツールの使い方ついて、少し細かく説明します。
まず、移動ツールを選択します。
その上で、画面上部にある「バウンディングボックスを表示」にチェックマークを入れます。
すると、画像が青い枠で囲まれ、四隅などに白い四角マークが表示されます。


四角マークをクリックし、ドラッグ&ドロップすると画像が拡大・縮小されます。


また、カーソルを角に移動させ、以下のようなマークが出た状態でクリックし、ドラッグ&ドロップすると画像が回転します。


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元に戻す場合は、以下のように、✕マークをクリックすれば、OKです。


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元に戻す方法、やり直し(=元に戻しすぎた時に進む)方法は、以下のショートカットでも実行できます。
<元に戻す>
・[Win] : Ctrl + z
・[Mac] : Command + z
<やり直す>
・[Win] : Ctrl + Shift + z
・[Mac] : Command + Shift + z



次に、人物だけを切り抜いてみましょう!
人物切り抜き
オブジェクト選択ツール
まず、「オブジェクト選択ツール」を選択します。


そして、以下のように、人物が枠に収まるようにドラッグ&ドロップすると、人物が点線で囲まれた表示になります。


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ただこのままでは、髪の毛の一部が選択しきれてない状態です。
なので次は、細かな部分の選択と、人物以外の部分を削除していきます。
まず、画面上部にある「選択とマスク」をクリックすると、先程の点線で囲まれた部分が白く表示されます。


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ちなみに、表示方法は色々と変更できます。


次に、「境界線調整ブラシツール」を選択します。


その上で、先程選択しきれていなかった髪の毛のあたりを、クリックしながらドラッグすると、選択されます。


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そして、出力先は「新規レイヤー」を選択し、「OK」をクリックすると、人物だけが切り取られます。


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クイック選択ツール
もし以下のように、オブジェクト選択ツールでうまく選択できなかった場合、「クイック選択ツール」で対処できます。


「クイック選択ツール」を選択し、選択したい部分でクリックした上で、ドラッグ&ドロップすると選択されていきます。


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一方、不要部分が選択された場合は、[Alt]キー(Macは、[Option]キー)を押しながら、ドラッグ&ドロップすれば、選択外にできます。


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これで、人物の切り抜きができましたね!
次は、テキストを入力していきましょう!
テキスト入力
まず、「文字ツール」を選択し、アートボードの任意の場所でクリックします。
すると、以下のような表示になり、テキストを入力できます。


テキストの色を変更する場合は、属性パネルのカラー部分をクリックし、任意の色を選択すればOKです。


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続けて、テキストのサイズを変更します。
テキストを選択した状態で、以下の画像に示す部分の数値を変更すると、サイズが変更できます。


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次に、テキストに装飾をつけていきます。
まず、レイヤーパネル内のテキストレイヤーをダブルクリックすると、以下の画面が立ち上がります。
この画面で色々と装飾をしていきます。


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カラーオーバーレイ
カラーオーバーレイにチェックマークを入れます。
描画モードは「通常」で、カラーは任意の色を選択します。


境界線
境界線は、Premiere Proでいうところの、ストロークと思ってください。
基本的に、位置は「外側」とする方が見やすいです。
カラーについては、カラーオーバーレイで選択した色と、相性の良い色を選択することをオススメします。


また、サイズを大きくすると、境界線も太くなります。


カラーオーバーレイと、境界線の設定が完了したら、「OK」をクリックすれば適用されます。



YouTubeのサムネイルは、見やすく・分かりやすいものが求められる傾向にあるため、この2つ(カラーオーバーレイ、境界線)を使えるだけでも、とりあえずはなんとかなります!
もちろん、さらなるスキルアップを目指し、その他の項目も試してみるのもアリです!
最後に、背景をつけてみましょう!
背景
背景に用いる画像を、アートボードにドラッグ&ドロップで読み込ませ、拡大させます。


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現状、背景画像が一番上のレイヤーになっているため、レイヤーの位置を下にずらします。
ずらし方は、レイヤーをクリックし、下にドラッグ&ドロップすればOKです。


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さらに、人物と文字を際立たせるために、背景を少しぼかしましょう。
「フィルター → ぼかし → ぼかし(ガウス)」の順に選択し、ぼかしの数値を変更すればOKです。


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テキストや画像を複製
この状態では、左下が少し寂しいので、テキストを入れましょう。
この際に、既存テキストを選択した状態で、[Alt]キー(Macは、[Option]キー)を押しながら、テキストをドラッグ&ドロップすると、テキストが複製されます。


そして、任意のテキストを入力し、装飾すれば完了です。


保存と書き出し
作成したサムネイルを、画像として書き出す場合は、「ファイル → 書き出し → 書き出し形式」の順に選択します。


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画像の形式を選択し、画像サイズを、幅:1280、高さ:720に変更した上で、「書き出し」をクリックします。
※YouTubeのサムネイルに用いる場合は、容量が2MB以下でなければならないので、ご注意ください。


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そして、保存名と保存先を設定し、「保存」をクリックすれば完了です。





お疲れさまでした!
PhotoshopもPremiere Proと同じくらい覚えることがありますが、動画の素材を作る時など、多方面で大活躍するソフトなので、ぜひ色々と試してみてください!