
今回は、Premiere ProでのBGMや効果音の挿入方法と、基礎的な音量調整のやり方についてご紹介します!
<前提条件>
・シーケンスの作成が完了していること
・動画素材が読み込まれていること
※使用する音源については、各自利用規約をご確認の上、ご使用ください
素材の読み込み
元となるBGM、効果音の素材をプロジェクトパネルへ読み込ませます。
※なお今回は見分けがつきやすいように、ラベルカラーを以下のように変更しています。
・紫色のラベル:BGM
・黄色のラベル:効果音


そして、各素材をドラッグ&ドロップによって、タイムラインへ読み込ませます。


音量調節方法
フリー音源などは、ダウンロードしたままの状態では、音量が大きい場合が多いです。
そのため、音量調節が必要となりますが、今回は3つの音量調節方法をご紹介します。
・方法1:音源素材内で直接調節する
・方法2:ゲイン値を入力する
・方法3:エッセンシャルサウンドを使用する
方法1:音源素材内で直接調節する
まず、以下のように、調節したい音源があるレイヤーの空白部分をダブルクリックし、レイヤーを拡大表示させます。


↓


そして、素材内の薄い白線(ボリュームレベル)を上下に移動させると、音量調節できます。


また、同様の操作は、オーディオクリップミキサーパネルでも行えます。
ゲージの高さを変更すると、ボリュームレベルも同時に変更され、音量も変わります。


方法2:ゲイン値を入力する
対象となる素材を選択した状態で右クリックし、「オーディオゲイン」を選択します。


そして立ち上がる画面で、「ゲインを指定」もしくは「ゲインの調整」の数値を変更すると、音量調節できます。




ここで、画面内の「ゲインを指定」と「ゲインの調整」の違いを簡単に説明しますと、以下になります。
・ゲインを指定:入力数値がそのままボリュームレベルとなります
・ゲインの調整:現在のボリュームレベルから、入力数値分を加減します
そのため、ボリュームレベルを指定する場合は「ゲインを指定」を、音量の微調整をする場合は「ゲインの調整」を変更する感じです。
方法3:エッセンシャルサウンドを使用する
対象となる素材を選択した状態で、「ウィンドウ → エッセンシャルサウンド」の順に選択し、エッセンシャルサウンドパネルを表示します。


↓
次に、音源の種類を選択します。
BGMの場合は「ミュージック」、効果音の場合は「効果音」を選択します。


↓
クリップボリュームのゲージ位置を変更することで、音量調節できます。


事前に音量調節する
タイムラインへ読み込む前に、音量を調節することができます。
やり方は、プロジェクトパネルにある音源素材をダブルクリックした後、オーディオクリップミキサーパネル上で、ボリュームレベルを設定すればOKです。


↓


細かな音量調節
前述した方法1で、素材の中の薄い白線について紹介しましたが、Windowsの場合は[Ctrl]キー(Macの場合は[Command]キー)を押しながら、白線をクリックすると、以下のようにマークが追加されます。
そして、いくつかマークを追加した上でマークの高さを変えると、細かく音量を調節できます。


↓


細かな音量調節を行うシチュエーションとしては、音源の一部を際立たせたい場合などが挙げられます。
エッセンシャルサウンドによるノイズ低減
室内でのトーク動画におけるエアコン音などの、ノイズを低減したい場合は、エッセンシャルサウンドを使用します。
まず、素材を選択した上でエッセンシャルサウンドの「会話」を選択します。


↓
次に、「修復」をクリックします。


↓
そして、各項目を任意で設定することで、ノイズを低減させます。





お疲れさまでした!
音量調節は奥がとても深いですが、今回ご紹介した方法のように手軽なものもありますので、ぜひ試してみてください!
また、Adobeソフトの中に、「Audition」というオーディオ関連に特化したソフトがあります(コンプリートプランを契約中の方は、無料で使用可能)。
より細かな音量調節をしたい場合は、Auditionの使用もアリです!
次回は、基礎的なエフェクトの操作方法についてご紹介します!