
今回は、Premiere Proでの画像・動画素材の貼り付け方法と、位置・大きさなどの調整方法についてご紹介します!
<前提条件>
・シーケンスの作成が完了していること
・動画素材が読み込まれていること
プロジェクトへの読み込み
任意の画像を選択し、プロジェクトパネルへドラッグ&ドロップすると、読み込み完了です。
※他者が作成した画像(フリー素材など)を使用する場合は、事前に必ず利用規約を確認しましょう。


↓


ここで、僕がよくやる素材の格納方法や表示形式についてご紹介します。
結論、「プロジェクト内の素材はリスト表示、ビン内の素材はアイコン表示」です。
一つずつ説明します。
まず、リスト表示とアイコン表示の違いは、以下になります。
<リスト表示>


<アイコン表示>


2つの表示は、以下のマークをクリックすることで、切り替えできます。


プロジェクト内の素材は、リスト表示にします。
次に、ビンと呼ばれるフォルダのようなものを新規で作成し、その中に画像素材をドラッグ&ドロップで格納します。


↓


そして、ビンをダブルクリックした後に、格納素材をアイコン表示に切り替えます。


↓


こうすることで、プロジェクト内の素材表示はスッキリし、ビン内の素材は内容をすぐに確認できる環境が構築できます。
タイムラインへの読み込み
対象となる素材をタイムラインへドラッグ&ドロップすることで、読み込みができます。
注意点として、既にタイムラインにある素材の上に読み込むと、以下のようにその部分が切り抜かれます。


そのため、別のレイヤーに読み込ませましょう。


画像素材の位置や大きさなどの調整
タイムライン上で、対象となる素材をクリックし、エフェクトコントロールパネルを開きます。


位置の調整
モーションをクリックした上で、プログラムモニター上で素材をクリックし、ドラッグ&ドロップすると位置を変更できます。


また、位置の数値変更によっても、素材位置を変えることができます。


大きさの調整
以下のように白い丸の部分をクリックし、ドラッグ&ドロップすると大きさを変更できます。


また、スケールの数値変更によっても、素材の大きさを変えることができます。


向きの調整
以下のような矢印が表示された状態でクリックし、ドラッグ&ドロップすると向きを変更できます。


また、回転の数値変更によっても、素材の向きを変えることができます。


アンカーポイントの調整
アンカーポイントを変更することによって、スケールや回転の中心を変えることができます。
まず、アンカーポイントをクリックし、ドラッグ&ドロップで任意の場所に移動させます。


↓
今回は、左上に移動させます。


アンカーポイントを移動させた上で、大きさを変更すると以下のようになります。


↓


回転を変更した場合は、以下のようになります。


↓


不透明度の調整
不透明度の数値を変更することで、素材の透過具合を変えることができます。


描画モード
描画モードでは、後ろの素材との馴染ませ方を選択できます。


動画へ別の動画を読み込ませる
画像と同様に、動画の上に動画を貼り付けることができます。
位置や大きさの変更方法は、画像の場合と同じ操作になります。





せっかくなので、貼り付けた画像を使用し、会話風テロップを作成してみましょう!
会話風テロップの作成
少し課題チックになってしまいますが、エッセンシャルグラフィックスの練習も兼ねて、以下のような会話風テロップを作成してみてください。
(完コピする必要はございません)


※ヒント:長方形ツール、テキストツールを使用します
※作成手順の一例として、本記事上部にある動画の12:16あたりからご確認ください
素材の表示・非表示
素材をプログラムモニターから一時的に非表示にしたい場合は、以下のように「トラック出力の切り替え」マークをクリックします。


↓


タイムラインのロック
編集中の誤操作により、素材を消してしまうなどのトラブルを事前に回避したい方は、「トラックのロック切り替え」マークをクリックします。
すると、そのレイヤーにある素材を選択することができなくなります。


↓





お疲れさまでした!
動画内に画像や動画があると、より一層視聴者を楽しませることにもつながるため、ぜひ活用してみてください!
次回は、BGMや効果音の挿入方法と基礎的な音量調整のやり方についてご紹介します!